診療紹介
◆高次脳機能障害支援センターとは?◆
2004年に「高次脳機能障害支援普及事業」が開始され、各都道府県における拠点病院の整備が進んできました。徳島県においては、徳島大学病院が拠点病院となり、徳島大学病院内に「高次脳機能障害支援センター」を立ち上げ、高次脳機能障害支援活動を強化しています。
◆高次脳機能障害とは?◆
高次脳機能障害とは、脳外傷や脳卒中などの脳障害を原因として、記憶の障害・注意力の障害・遂行機能の障害・社会的な行動障害などが後遺し、家庭生活や就業復帰など社会復帰に困難をきたす障害です。
身体障害が軽いと脳障害がわかりにくいために社会から理解されにくく、これまでは十分に支援がなされませんでした。モデル事業などを経て、全国で高次脳機能障害支援ネットワークの構築が開始され、各都道府県に中核支援施設と支援コーディネーターが置かれることになりました。
徳島大学病院は、徳島県における「高次脳機能障害支援普及事業支援拠点医療機関」に指定され、各関連医療機関と連携しながら、高次脳機能障害支援活動を行っています。
高次脳機能障害家族会「すだち」の活動も後援させて頂いています。
◆体制◆
主に、相談事業(電話・外来)や高次脳機能検査や診断を各分野のスタッフと協力しながら行います。
相談・外来は、脳神経内科と脳神経外科外来で担当しています。