診療紹介

 病院情報センターでは、医療とシステムの共存・共栄を実現すべく、医療の専門家とシステムの専門家の間で、橋渡し・調整をし、診療の業務効率化・円滑化(BPM/BPR:Business Process Management / Business Process Re-engineering)に貢献しています。情報通信技術(ICT:Information and Communication Technology)を活用し、医療情報・医療資源(ヒト・モノ・カネ)が、適切な時に、適切なヒトに、適切な場所で、最適な状態で提供され続けられるために必要な環境・体制・運用の整備に取り組んでいます。

病院情報センターは、平成21年3月に医療情報部と医事課医療情報係を統合して発足しました。
医療情報学、医療マネジメント学などを専門とする教職員、事務職員やシステムエンジニアにより、病院情報システムを管理運営し、日々進歩し、変わる医療現場と情報技術の共生・融合を臨床現場の関係者と共同検討しています。
医師、歯科医師、看護師、薬剤師、その他メディカルスタッフ、医療事務などで構成される委員会を運営し、様々な診療科・部門のバランスを加味した病院全体最適の視点での組織としての情報化を遂行しています。

スタッフ紹介

トピックス

主要業務

■医療情報の一次利用
 円滑で、正確な診断・治療のための、医療情報の一次利用(患者への説明・医療費請求、臨床スタッフ間での情報伝達・共有、診療情報の記録・参照など)を実現すべく、電子カルテ、オーダーエントリーシステム、医事会計システムはじめ各種診療部門システムや診療支援機器・装置の導入・改善・保守をしています。

■医療情報の二次利用
 臨床研究はじめ薬剤疫学、公衆衛生、医療経済など、診療を受けている患者本人が直接的に利益を得るわけではないが、いずれはまわり回って多くの患者にメリットを及ぼすという公益的な目的での医療情報の利用(二次利用)のために、診療業務で発生する様々なデータを蓄積・管理するデータウェアハウス(DWH:Data Ware House)を運用しています。

■地域医療連携・地域包括ケア
 隣接する県立中央病院はじめ県内の様々な医療機関・施設と、セキュリティを確保した上で、医療情報を伝送・共有できるシステム基盤を整備・運用し、脳卒中・小児周産期などの救急医療、糖尿病・がんなどの慢性疾患医療、予防医療を支援しています。