◇歯科技工士 1.資格取得への進路

◆歯科技工士

【1】歯科医師は主に口の中の治療をします。治療中、口の中で作ることが出来
   ないものがある場合、歯型を取って人工臓器となる詰めもの(インレー)・
   かぶせもの(クラウン)・入れ歯(義歯)・インプラント(人工歯根のかぶせもの)
   などを口の外で作ります。
   これら人工臓器は技工物と呼ばれ歯科技工士が作ります。歯科医師はこれらを
   患者さんの口の中に入れて治療します。このように歯科医師と協力して
   技工物を作る仕事が歯科技工で、製作は歯科技工士が担当しています。

【2】①歯科技工士国家試験受験資格を取得できる4年制大学を卒業して国家
   試験を受ける。
   ②歯科技工士国家試験受験資格を取得できる医療短期大学(3年制)を
    卒業して国家試験を受ける。
   ③高校卒業後、2年制(夜間3年制)の専修学校を卒業して国家試験を
    受ける。

【3】全国48校
    中四国
   ・徳島歯科学院専門学校(2年) ・徳島県
  ・香川県歯科医療専門学校(2年)・香川県

  ・河原医療大学(2年)・愛媛県
  ・鳥取歯科技工専門学校(2年)・鳥取県 
  ・島根県歯科技術専門学校(2年)・島根県 
  ・岡山歯科技工専門学院(2年)・岡山県
  ・広島歯科技工士専門学校(2年)・広島県
  ・広島大学歯学部口腔健康科学科口腔工学専攻(4年)・広島
  ・下関歯科技工専門学校(2年)・山口県 
※全国歯科技工士教育協議会ホームページ 
http://www.jsedt.jpを参考にして下さい。

【4】国公立大学・公立病院・私立病院(病院では診療科に歯科(口腔外科を含む)があり、
   定員がある場合のみ)歯科医院・歯科技工所(私立)・歯科技工所の開設

【5】就業歯科技工士数(令和2年度末現在)
    総歯科技工士数:34,826人
    総会員数:9,942人(男性:27,592人・女性7,234人)
【6】令和6年度国家試験合格者数
    684人、合格率は93.3%(受験者に対して)
【7】若い年代にはチャンスが広がる分野 我々、歯科技工士が製作した技工物が患者様に装着され、満足していただき、 “笑顔”になることに、やりがいを感じます。近年、デジタル化が進み、職場環境もクリーンになってきています。日本での歯科技工士の年齢構成は20歳代・30歳代の若い年代が少ない為、これからは、若い年代の方にはおおいにチャンスがあると思います。近年では女性も増えてきております。また、歯科技工士は歯科技工所を開設して開業することもできる為、自己研鑽、次第ではチャンスもおおいに広がります。