診療紹介

周産母子センターは、平成16年12月に総合周産期母子医療センターとして承認されました。施設内容としては、母体胎児集中治療室(MFICU) 6床、母体後方病床 12床、新生児集中治療室(NICU) 9床、新生児回復期治療室(GCU)12床で運営しており、旧国立大学病院では全国で初めての開設です。

徳島県の周産期医療ネットワークの基幹病院として、母体および新生児搬送を24時間態勢で受け付けており、周産期医療の最高水準を目指しています。さらに、小児科、小児外科・小児内視鏡外科、心臓血管外科、眼科など院内の各部門と密接な連携のもと、高度医療の展開をめざしています。

スタッフ紹介

トピックス

NICU(新生児集中治療室)

当院NICU・GCUのベッド数は、NICUが9床、GCUが12床で、8台の人工呼吸器を有しています。

NICU(新生児集中治療室)では、下記のような重症の赤ちゃんの集中治療を行います。GCU(回復期治療室)には、急性期を離脱した低出生体重児や、新生児黄疸や低血糖症などの軽症の赤ちゃんが入院します。

【低出生体重児(早産児)】
出生体重2,500g未満の赤ちゃんを、低出生体重児と呼びます。とくに出生体重1,000g未満の超低出生体重児は、高度の集中治療を必要とします。当院NICUでは、きめ細かな人工呼吸管理・輸液栄養管理により、全国レベルに匹敵する良好な治療成績をあげています。また赤ちゃんの健やかな成長を促すために、様々なデベロップメンタル・ケアを提供しています。
【先天性心疾患】
生後早期に重症化しやすいチアノーゼ性先天性心疾患を中心に治療を行っています。小児循環器の専門医と連携して、超音波画像を主体とした検査と薬物療法を行います。重症児においては、心臓カテーテル検査およびカテーテル治療を行ったり、適切な時機を見て心臓血管外科に手術を依頼しています。
【小児外科疾患】
生後早期に手術を必要とする外科疾患(先天性腸閉鎖、先天性横隔膜ヘルニア、鎖肛、ヒルシュスプルング病など)をもつ赤ちゃんの治療を、小児外科医と協力して行っています。

NICU・GCUの面会は、原則としてご両親のみとさせていただいておりますが、面会時間に制限はありません。24時間いつでも面会していただいて結構です。またGCUには面会者用の窓を用意しておりますので、窓越しの面会はどなたでも可能です。

総合周産期母子医療センター

総合周産期母子医療センターとは、相当規模の母体・胎児集中治療管理室を含む産科病棟及び新生児集中治療管理室を含む新生児病棟を備え、常時の母体および新生児搬送受入体制を有し、合併症妊娠、重症妊娠高血圧症候群、切迫早産、胎児異常など母体または児におけるリスクの高い妊娠に対する医療および高度な新生児医療等の周産期医療を行うことのできる医療施設をさします。

総合周産期母子医療センターは、主として地域の各周産期医療施設からの搬送を受け入れるとともに、周産期医療システムの中核として地域の各周産期医療施設との連携を図ります。 また他の周産期医療施設の医療従事者に対する研修も行います。

搬送受け入れ情報

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