病院長挨拶

「徳島大学病院は、徳島県民皆様の安心を約束いたします。」
徳島大学病院ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
2025年4月、徳島大学病院・病院長に就任いたしました。
私の徳島県民の皆様への決意は、「皆様の健康面での安心を約束する」ことです。徳島県は、地理的に他の県への移動が困難です。病気の治療のために他の県を受診しにくく、どのような疾患でも県内で完結させる必要があります。徳島大学病院は徳島県における唯一の大学病院であり、県民の皆様へ「世界に誇れる最高水準の治療を提供する」義務がございます。本院は県民最後の砦として、常に質の高い最新の医療を提供すべく職員全員で精進してまいります。
また、質の高い医療を提供し続けるため、関連病院との役割分担を明確化し連携を深めます。
本年4月から「かかりつけ医機能報告」制度がスタートいたしました。徳島県内の病院、診療所と提携し、地域の皆さまの健康促進に、県全体の取り組みとして寄与してまいります。特に、県立中央病院との連携であるメディカルゾーンについては今後さらに強化し、県民への皆様の「安心を約束する」県内の中心基幹組織へ発展させる所存です。
アカデミアとしての大学病院の役割は「未来の診断法・治療法を創る」ことです。現在の医療レベルでは解決できていない、より良い次世代医療の開発を目指します。
徳島大学のキャンパスには、医学部・歯学部・薬学部の他、医科栄養学科、保健学科と、サイエンスに溢れています。さらに医工・医光・医農連携もすすみ、医療イノベーションにおける最高の環境です。
新しい医学への挑戦を継続し、「県民皆様が世界に誇れる病院」を目指しつつ今後は我々の新しいプロジェクトを様々な形で発信いたします。
県民の皆様に知って、育てて、支えていただきたく存じますので、皆様からの温かいご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
徳島大学病院 病院長 西良浩一