患者さん向け
1型糖尿病の根治を目指した研究【徳島大学 記者会見内容】
消化器・移植外科では、池本哲也医師を中心として、再生医療を用いた1型糖尿病の根治に向けた研究を開始しています。
1型糖尿病は、自分の組織を自身が攻撃してしまう『自己免疫疾患』で、我が国に約10万~14万人存在するとされています。
インスリンを分泌する細胞や血糖をコントロールする細胞が集まっている膵島(すいとう)が破壊されることで、血糖をコントロールできなくなり、体内の血糖値が異常に高くなる病気です。発症すると注射などで1日に何度もインスリンを補充する必要があり、子どもでの発症が少なくないのも特徴です。
1型糖尿病を治る病気にするために必要な臨床応用の研究を進めるため、クラウドファンディングにも挑戦しています。
本研究は、日本医療研究開発機構(AMED)の「令和2年度 橋渡し研究戦略的推進プログラム(シーズB)」に採択され、臨床応用に向け、本格的な準備に入っています。