• 膵悪性腫瘍術後の在院死亡率
  • 膵悪性腫瘍手術後30日以上入院割合
  • 膵悪性腫瘍手術後60日以上入院割合
  • 膵悪性腫瘍手術患者における重度な併存疾患を有する患者割合

(R02-019)膵悪性腫瘍術後の在院死亡率

指標定義(分母) 膵臓悪性腫瘍手術を実施した退院患者数
指標定義(分子) 死亡退院患者数

【考察】
過去4年間の膵悪性腫瘍術後の在院死亡率は0%であり、問題ない結果であると考えます。

徳島大学の数値と全大学平均との比較

徳島大学の数値と全大学平均との比較

徳島大学の数値と全大学平均との比較

(R03-016)膵悪性腫瘍手術後30日以上入院割合

指標定義(分母) 膵臓悪性腫瘍手術を実施した退院患者数
指標定義(分子) 在院日数が30日以上の患者数

【考察】
2023年度は6件中が該当し、そのうち4件はハイリスク症例の手術でした。4件中、2件には感染性脾動脈瘤に対する処置後の術前低栄養状態を認めました。また、1件は1年以上の長期化学療法後のConversion症例(膵切除+肝切除+傍大動脈リンパ節郭清)で、通常の膵悪性腫瘍手術より侵襲の大きい術式でした。またもう1件にも、長期の術前化学療法+化学放射線療法による術前低栄養状態の患者が含まれていました。

徳島大学の数値と全大学平均との比較

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(R03-017)膵悪性腫瘍手術後60日以上入院割合

指標定義(分母) 膵臓悪性腫瘍手術を実施した退院患者数
指標定義(分子) 在院日数が60日以上の患者数

【考察】
膵悪性腫瘍手術後60日以上入院となった患者は、2023年度は1件認め、当該症例は長期化学療法後のConversion症例(膵切除+肝切除+傍大動脈リンパ節郭清)で、通常の膵悪性腫瘍手術より侵襲の大きい術式であったため、術後に体力の改善に時間を要し、このような値となっていると考えられます(他年度も同様の理由)。

徳島大学の数値と全大学平均との比較

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(R03-018)膵悪性腫瘍手術患者における重度な併存疾患を有する患者割合

指標定義(分母) 膵臓悪性腫瘍手術を実施した退院患者数
指標定義(分子) 厚生労働大臣が定める麻酔が困難な患者に全身麻酔を実施した入院患者数

【考察】
2023年度は0件という結果ですが、外科的ハイリスクと考える症例を4件認めました。(2件に感染性脾動脈瘤に対する処置後の術前低栄養状態を認め、1件は1年以上の長期化学療法後のConversion症例(膵切除+肝切除+傍大動脈リンパ節郭清)、1件は長期の術前化学療法+化学放射線療法による術前低栄養状態の患者が含まれていました。)
厚生労働大臣が定める重度な併存疾患を有する麻酔困難な患者には、外科的にハイリスクとなる栄養状態、炎症の程度、過去の手術歴等は加味されないため、当科で考える術前リスク評価とは異なる指標となります。

徳島大学の数値と全大学平均との比較

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