診療紹介

歯科インプラント治療は、失われた歯を顎の骨に埋入した人工の歯によって補う治療法です。顎骨に人工歯根を埋入する外科手術と、歯列形態を回復する補綴(ほてつ)処置から成り、口腔外科と補綴科(そしゃく科、かみ合わせ補綴科)が連携して治療を行っています。顎骨の検査には歯科放射線科でのCT検査が必須となってきており、手術に際しては、血液検査などの健康状態の検査が望まれ、歯科麻酔科管理による鎮静麻酔も利用しています。歯冠を制作する歯科技工部ではCAD/CAM技術の応用などの新規技術も導入されています。このような複数科間での連携を強化し、統括管理するために、2014年4月、口腔インプラントセンターが開設されました。

スタッフ紹介

トピックス

診療体制

(公社)日本口腔インプラント学会および(公社)日本補綴歯科学会認定の専門医・指導医が中心となって、病院の歯科診療部門各科におけるインプラント治療を統括管理します。

治療方針

連携する各科それぞれの高い専門性を発揮して、患者さんにとって最適な治療を提供することを第一義とします。しっかりと噛める、食を楽しめる、口元に不安を感じない、そうして生活の質を高めることを目指しています。
歯を失った部分だけ診るのではなく、口腔単位で総合的な検査を行い、治療方針を提示します。欠損した歯の治療方法には様々な補綴方法があるので、インプラント治療に限らず複数の治療法の選択技を提示し、それらの長所・短所の説明を十分に行い、患者さんが理解、納得した上で、治療を進めていきます。

対象疾患・得意分野

歯を喪失することに起因する咬合・咀嚼などの機能障害、審美障害を主な対象として、インプラント治療を活用して、その回復、改善を図ります。

主な検査

一般歯科検査、口腔に関するQOL(生活の質)調査、咬合・咀嚼検査、顎骨CT検査、手術前検査(血液検査)など