診療紹介

糖尿病患者の増加に伴い、その合併症である末梢神経障害や動脈硬化を要因とする糖尿病性下肢潰瘍や重症下肢虚血患者も増加しています。このような重症化すると下肢切断に至るリスクのある病態はまとめて包括的高度慢性下肢虚血(chronic limb threatening ischemia: CLTI)と呼ばれます。この病態の治療を単一科で行うことは困難であり、形成外科、心臓血管外科、循環器科、糖尿病内科、整形外科、腎臓内科、眼科、リハビリテーション科、看護師、義肢装具士、栄養士などの連携が非常に重要です。そのため院内に下肢救済チームを立ち上げ、スムースな連携を行いながら治療を進めていけるよう努力しております。下肢に創傷のある患者さんがおられましたら気軽に当センターにご相談ください。またその他に褥瘡のような難治性潰瘍、静脈うっ滞性潰瘍、リンパ浮腫に関しても治療を行っておりますので、ご相談ください。

トピックス

対象疾患

難治足潰瘍(虚血性、神経障害性、感染性、そのほか)、足壊疽、糖尿病性足変形(足趾変形、尖足拘縮)、褥瘡、静脈うっ滞性潰瘍、そのほか難治性潰瘍、リンパ浮腫

診療体制

下肢救済・創傷治療センターにおける診療科、コメディカル、他施設との連携

紹介先

月曜午前(担当 山下)、火曜午前の形成外科外来へご紹介ください。外来で検査を進めていき適切な科、部門と連携し治療を進めていきます。